【アメリカ出張】飛行機の遅延 -地獄から神降臨-①
これは私の2019年2月アメリカ出張時の実経験です。
カリフォルニア州オーランドで開催された展示会視察→客先販促を目的した、人生で4回目のアメリカ出張でした。
概略スケジュール(当初の予定)は下記です。
2/6 :成田発→カリフォルニア州オーランド着
2/7-8 :展示会視察
2/9-10:休日(オーランドを観光)
2/11 :カリフォルニア州オーランド→マサチューセッツ州ボストンへ移動
2/12 :AM 客先訪問
PM マサチューセッツ州ボストン→テキサス州サンアントニオへ移動
2/13 :客先訪問(AM1社,PM1社)
テキサス州サンアントニオ→テキサス州ヒューストンへ移動(車)
2/14 :テキサス州ヒューストン→日本へ帰国
※2/13以外の移動は全て飛行機
2/12の午前中までは、ヨーロッパに赴任経験のある頼れる先輩(英語も堪能)と一緒で全てが順調。頼れる先輩は、ボストンからヨーロッパの客先訪問のため、空港のチェックインカウンターでそれぞれ別行動になりました。私はボストンから一人で移動し、サンアントニオで待ってくれている、現地法人の日本人の先輩と合流する予定でした。これまで順調さが嘘のように崩れ、一人になった瞬間から出張では初のトラブルに巻き込まれていきます・・・。
不安な搭乗前、ただし腹は減る
ボストン→サンアントには直行便が無いため、下記フライトで行く予定でした。
United(UA0511)ボストン(2:46PM) → ワシントン(4:25PM)
United(UA2380)ワシントン(5:35 PM) → サンアントニオ(8:22PM)
このフライトスケジュールの懸念点は、
- 冬のボストン発ということ:雪で飛ばないことが多々ある
- 乗継時間が1時間程度 :飛行機が遅延したら乗継便に乗れない
但し、翌日の午前中に客先訪問が控えていたたため、リスク承知で予約しました。
その日のボストンは曇り。午後3時過ぎから弱い雪の予報だったため、なんとかフライト出来そうだと思っていました。
天気を心配しつつも腹は減ります。空港内のレストランは割高のため、売店でチキンサンドを購入。
こんなボリュームだけが取り柄のサンドイッチが約$10です。チキンもパサパサしていて全く美味しくない。完全に外れを引きました。
搭乗→遅延確定→離陸まで
出発前の外の様子です。写真に写っているのが実際に搭乗した飛行機です。うっすら雪がありますが、これなら全然飛べるな!!と一安心。但し、天候はいつ荒れるか分からないため、空模様を気にしながらの作業(メールの返信)をしていました。作業効率がなかな進まない状態で、そわそわしながら搭乗ゲート前の椅子で待ちました。
そして、、、時間通りに搭乗開始!
天気も雪が舞う程度で、天気予報通り!ギリギリセーフと「ほっ」としていました。
やったぜーーー!
飛行機のドアロックが終わり、滑走路に移動、、、しない。
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10分経っても、、、動こうともしない。
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外は徐々に雪が強くなっていく・・・。
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これは、、、まさか、、、遅延!?
雪のための遅延ですかーーー!?
もしくは欠航??
まさか飛ばないとか無いよね???
- 飛ばない場合、振替便ってあるの??
- でもボストン空港使えないから、明日にならないと飛べなくない??
- ってことは、ボストンに泊まることになるよね?ホテルは??
などなど、不安に煽られて、頭の中で勝手にシミュレーションが始まります。
20分ぐらい経過したでしょうか?
機内アナウンスで機長から、
「これから機体にスノーバーやるから遅れるよ!ごめん!!滑走路混んでるから1時間ぐらい遅れるかも。」
との連絡が。
※スノーバーとは
スノーバーとは、日本語で除氷車のこと。濃縮された防除氷液を周囲の気温に応じて薄めて、飛行機や滑走路などに吹きかける車。飛行機は、翼に氷や雪が付着している状態のままでは、十分に揚力を得られず離陸することができない。しかも防除氷液は効果の持続時間が限られているため、飛行機が出発する直前に作業をする。
詳細は下のリンクを参照ください。
えっ・・・ウソでしょ!?
詰んだーーーーー!
すぐにCAさんに確認。
セカンド(私;以下、2nd):サンアントニオ行きの便に乗継なんだけど間に合うかな?
CAさん(以下、CA):うーん。微妙ね。とりあえず、ワシントンに着く前に搭乗ゲートを教えてあげるから走って!
2nd:ありがとう!
スノーバーによる防除氷液の吹き付けを初めて経験しながらとにかく待ちます。
正直、早く作業してーーー!!とイライラしながら。
その後、機長アナウンス通り、約1時間後にようやくボストンを出発。
乗継に間に合うと信じ、空港に着いたら走る覚悟だった私でした。
まだ神は出てきませんが、次回へつづく!